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2014年5月

2014年5月30日 (金)

新国立競技場 ZAHA案で基本設計完成

140530zaha  JSCによる神宮外苑の「新国立競技場」建替え、安藤忠雄さんが委員長でアイデアコンペを実施して選んだZAHA HADID事務所の案が、日本の建築家から袋だたきにあっています。日本建築家協会からは、改修でやるべきと申し入れられています。

140528zaha_plan_2  今月の28日に基本設計ができたとして、「国立競技場将来構想有識者会議」に提出され、ご説明をお受けになったそうです。森喜朗五輪組織委員長もメンバーですが、大切な明治天皇の聖徳記念絵画館がこけにされて平気なんですね。心から、熱心に唱えられていたように思いましたが、「神の国」は忘れられたのかな。

 この基本設計、ZAHAさんは「監修者」に過ぎず、基本設計はもちろん、実施設計もすべて日本の大手設計会社のJVが行います。ザハさんは監修意見を示すだけですが、監修料は13億円とか言われています。凄いですね。

 神宮外苑という風致地区に、この巨大施設、ノーマルな感覚のヒトなら誰もがびっくりしますが、JSCや安藤さんの感覚は普通人とは違うのでしょうかね。

140524yushikisha 左の表は、平成26年度有識者会議委員のみなさんです。この第5回会議も、良識に富まれている方々ばかりなのか、大した異論もなく(案)は了承されたようですが、記事録はまだ公開されていません。

 オリンピック開催とかスポーツ振興とか言うことになると、こんな強権的な「公共」事業がまかり通るのでしょうか、いよいよ、オリンピック返上運動が起きてくるかもしれませんね。

第5回有識者会議で配布された資料の一部です。

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小田原市芸術文化創造センターの基本設計と整備に係る地域説明会(幸地区)

 140529city_hall2 「小田原市芸術文化創造センター」、なんとも長ったらしいネーミングをしたものですね。長くて言い訳がましいネーミングは困ったものです。その事業内容の初めての市民に対する「説明会」は、「地域説明会」つまり、周辺の「幸地区」自治会の住民対象として開かれたものでした。私も幸いなことに、幸地区27区自治会員なので出席の権利がありました。(6月には「十字地区」説明会があるそうです)

 なぜ、地域限定なのか?それは「市道2197の廃止」の地元同意を得るためのようです。市道が生きているのに、その用地の上に建築物の設計を進めることは違法ではないかとたびたび疑問を呈しましたが、文化部の話では、「市道廃止はすでに地元の了解を得ているので何ら問題はない」との説明でした。

 この地域説明会には、それぞれの自治会長さんもご出席されていました。担当課長の長ったらしい「文化芸術創造活動」の説明、なんと50分も続きました。参会者の気持ちとすれ違っているようでしたので、しびれを切らして『運営については十分なので、整備について説明されたい』と不規則発言をしてしまいました。 

 140529city_hall1 市道2197(画像の青い線)の廃止。小田原市政府は簡単にお考えのようですが、現況の市道2197は、「城下町ホール」事業のために「付け替え」した新道なのです。付け替えしたけど城下町ホールは廃止になったので、付け替えは無駄になっているのです。今回の廃止で市道を「芸術文化創造センター」の用地のために更地整備してしまって、もしこの「------センター」の設計が放棄されてしまったら、再度の無駄になるんですよね。

 この事業、基本設計も終了していないのに、実施設計等の委託費用の予算は、1億6492万円として、市議会の議決を得ているのです。市道廃止の議決はいまだ上程もされていないのですよ。こんなことが許されるんですかね。

 質問の時間に入り、最初に私から基本設計終了前に実施設計の契約をするような無謀なことは駄目だと発言した後は、この市道廃止についての疑問に集中しました。かなりきつい質問と意見が巻き起こりました。文化政策課はこんな事態は「想定外」だったのでしょうか。新たに設ける一方通行の「生活道路(画像の赤い線)」近接の住民の方からは、4m幅の狭隘道路の危険性と、自動車通行による生活環境の悪化について、承服できないとの発言がありました。

 この「生活道路整備」の「現況の道」は、建築基準法で言うところの42条2項道路(昔からの9尺道路や2間道路など)ですから、通過交通などは考えられない「道」なのです。道路廃止というシリアスな施策実施のために、何の調整もしていなかったのでしょうか。信じがたい思いでみなさんの声をお聞きしていました。

 『道路廃止が承認されてから、実施設計等の委託契約をするべき』と申し上げましたが、それでは間に合わないというご回答でした。住民の声は無視して「間に合わせる」ことのどこに合理性があるのでしょう。「2020TOKYO」の影響で、工事委託の費用が大幅に増大する可能性が極めて強いこの状況で、再び実施設計が宙に浮いてしまうような悲劇は繰り返すべきではありません。慎重で誠実な施策の推進を強く求めます。

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2014年5月10日 (土)

建物は30年くらいでは老朽化はしません

140510town_news なんとも驚くような報道です。

 この市立病院は、小田原市民だけではなく近隣市町にとっても、きわめて重要な施設です。本館(病棟)は1983年3月、中央診療棟は1984年3月、外来診療棟は1984年12月、それぞれ「伊藤喜三郎建築研究所(病院建築では実績の高い事務所)」の設計により新築されたものです。いまだ僅か30年しか経過していない若い建物です(私が住んでいる住居は1982年に小澤良明一級建築士が設計された建物ですが、極めて快適に居住しております)。「小田原市立病院運営審議会」というのは、なぜこのような非常識な建て替え要求という審議結果を出されたのでしょうか。

 私自身、幾度もお世話になりましたし、救急搬送された経験もあります。その経験から言えば、施設が「老朽」していることを感じない訳ではありませんが、最大の問題は、建物の維持管理がほぼ放棄されているということに尽きます。建物は、丁寧に維持修繕していけばまだまだ十分に使えます。建築設備、医療設備の更新は当然必要ですが、建物を建て替える必要性は全くありません。

 建て替えると言う、環境破壊に近い安易な施策は絶対に許されるものではありません。

 市のweb siteで分かるのは、最新情報では昨年11月7日の議事録のみ。

 市立病院運営審議会委員 7 名 横田会長 木村副会長 砂田委員 鈴木委員 長谷川委員 市川委員 秋山委員 (欠席委員2名 杉田委員)市立病院職員 15 名白須院長 長谷川副院長 寺﨑副院長 川口副院長 石綿看護部長 山崎病院管理局長 野原病院管理局副局長 津田経営管理課長 向笠医事課長 瀬戸医事課副課長 一寸木総務係長 手塚用度施設係長 西正医事係長 山崎医療相談係長 稲畑主任 関係課職員等 岸消防本部救急課長 アイテック(株)3名

 一体何名の知恵を絞って、こんな審議結果になるのか。信じがたい思いです。

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2014年5月 2日 (金)

城下町ホールの愚行を繰り返すのか

140501odawara_decision 小田原「市議会だより」が届きました。3月定例会議案の賛否一覧が分かり易いですね。web site のは全議決で詳しいけど、3ページにも渉ると目がくらくらしてきます。

 予算は補正も当初もすべて可決。陳情は57号を除いてすべて不採択。51号は10vs16で不採択、56号は3vs13で不採択、57号は15vs11でなんとか採択、58号は1vs25で完璧な不採択、59号は10vs16で不採択(51号と同じ議員賛否)。

 58号はたった一人の議員の賛成しかえられなという珍しい事態。「芸術文化創造センターにおける実施設計の延期を求める陳情」ですが、佐々木ナオミ議員を除く全議員がこの陳情を否定したのですね。

 建築の設計というのはすべて、基本計画、基本設計が完了して、その点検が終了して後に、はじめて実施設計に着手するのです。この芸術文化創造センター事案は、いまだ基本設計は終了していません。バリアフリーに関わる大きな変更の指摘、市道2197の廃止未定、工事積算未定など、基本設計に求められるさまざまなものが得られておりません。

 議会が、この延期を求める陳情を、1人の議員を除いて全議員で不採択としたこと、信じがたいことです。

 実施設計が完了したあとで、次は工事費等の予算承認となりますが、現今の市況から考えて、公開された基本設計の最終段階を実現するための予算承認は、市民の強い関心のもとになるのではないでしょうか?

 実施設計が宙に浮いてしまう事態が、予想されます。2度目の愚行は避けたいものです。実施設計契約にあたっては、慎重な対応を求めます。

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