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2015年11月23日 (月)

グローバルホークがやってくる

151123global_hawk_2 RQ-4 Global Hawk 無人偵察機と言われている大きな航空機です。
全長:13.52m・全幅:35.42m・全高:4.64m・空虚重量:6,710kg
 福島第一の被害状況も上空から「偵察」しています。
 無人機なので、これまでかなりの試験損傷などを経て実用化を迎えていますが、運用中の損傷も大きいのでしょうね。
人身被害なく使い捨てできる、偵察側には使いやすい軍用機です。
 アメリカ政府が、去る11月20日この無人機を3機1500億円で日本国に売却することを決めたと報道されています。アメリカ以外では、ドイツは航空交通の過密を理由に、無人機の採用計画を廃止しました。韓国も販売先にされていますが、まだ決定に至っていません。
 我が日本国が、2国目の無人機国になりそうです。中国に次いで、世界第4位の軍事大国になったそうですから、無人機を採用したいのでしょうか。
 お金のことです。1機500億円と言いますが、小田原市の2015年一般会計は525億円ですから、ほぼ匹敵するんですね。墜落でもしたら、地上の損害以外に小田原市の1年分おお金が消えるのです。
 恐ろしいことが、じわじわと進んでいます。原発を死守して、核兵器開発を急いでいるのかと考えると、本当に恐ろしい。日本国憲法なんかどこかに吹っ飛んでしまったのでしょうか。

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2014年3月25日 (火)

神の国の神社

140325jinja1 この国では、天皇制と宗教、国旗国歌、元号表示などとともに「神社」は軍国日本時代とさほど変化ないかのごとく、自然に生きながらえています。憲法第1〜8条で、天皇に関わる事項を定め、「象徴天皇制」と称する体制ができあがっています。宗教については第20条で、国からの特権の付与、祝典行事の強制、国による宗教活動などの禁止が定められています。

 国旗・国歌については1999年8月に法で定められました(衆院403vs86、参院166vs71、参院公聴会は長谷川三千子埼玉大教授などが公述人)。第1条国旗は日章旗とする.第2条国歌は君が代とする。別記で日章旗の具体的な形状、君が代の歌詞・楽曲が記されています。天皇制に絡む元号は、第1項元号は、政令で定める。第2項元号は、皇位の継承があった場合に限り改める。法律は1979年6月に施行されました。これでほぼ戦前の体制が回復したのです。

 日本中、ほとんどの市町村(東京特別区も)に「自治会・町会」と名乗る住民組織があります。その多くの加入住民は特定の神社の「氏子」にされます。お断りすることはかなりの抵抗を覚悟しなければなりません。ほとんどの場合(私も)仏教徒もキリスト教徒も、無宗教者も何気なくやり過ごして、事を荒立てないようにされているようです。神社は宗教組織ではないかのようです。法の定め外のことのようです。

140325jinja2  神社は非常に巧みな国家構成員(国民)統治の装置として、働き続けてきたようです(民俗学的な評価は別のこと)。その最たるものが海外神社、朝鮮・樺太・台湾・南洋諸島における神社設置です。

 私も国民学校児童として、朝鮮神宮参拝強制の記憶が鮮明に残っています。この神社の大階段の下を市電で通過する際は必ず停車して、大鳥居に向かって最敬礼をし、東に向かって宮城遥拝をさせられました。戦後日本では、こんなことはさすがに通用していませんが、日の丸や国歌に従わないことでの処罰は横行しています。

 画像は、ここでの記述とは直接関係ないものですが、神奈川大学での「非文字研究センター」での公開研究会と公開展示の案内です。植民地・委任統治地には、真っ先に神社が作られています。学校教育施設には神社のミニチュアのごとき「奉安殿」が必ず設けられて構成員すべてが服従させられたのです。私にとっては、この不可解な幼児期記憶はいまだに消えません。

 この研究については、中島三千男神奈川大学教授(前学長)の示唆によって、以前から関心を深めていたものです。「国体」に迫る非常に貴重研究だと考えています。多くの方に関心を寄せていただきたいと考え、ご紹介いたしました。今週末という緊急のことですが、お出かけいただければ幸いです。

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2013年12月23日 (月)

今日はスガモプリズンの日

131223sugamo_2 1948年12月23日、極東軍事裁判で死刑の判決を受けたA級戦犯7人の政治家軍人などの絞首刑が執行されました。板垣征四郎、東条英機、松井石根、土肥原賢二、木村兵太郎、広田弘毅、武藤章の7氏です。BC級戦犯は60人の軍人が死刑執行されています 。不起訴となった4人、岸信介、高橋三吉、児玉誉志夫、笹川良一は24日クリスマスイブに釈放されました。

 A級戦犯への判決で、終身刑16人、有期禁固2人は、1952年に釈放され、多くの方が政界、実業界に復帰されています。

 画像は「サンシャイン60」という複合商業ビルです。1978年の完成時には、日本一の高さ(226m)を誇っていましたが、1990年に東京都庁本庁舎(241m)に抜かれてしまいました。

 このビルの足下の小さな公園に、平和記念碑があります。『永久平和を願って 第二次世界大戦後、東京市谷において極東国際軍事裁判所が課した刑及び他の連合国戦争犯罪法廷が課した一部の刑が、この地で執行された。戦争による悲劇を再びくりかえさないため、この地を前述の遺跡とし、この碑を建立する』と記されています。1948年12月23日午前0時20分から、この地で刑が執行されたのです。

 そして朝鮮戦争、片面講和を経て戦犯の釈放がなされ、戦前が少しずつ取り戻されていきました。岸信介氏は日本民主党を結成、吉田茂氏の日本自由党と大合同をして現在の自民党を誕生させています。お孫さんの晋三氏はさらなる「取り戻し」を成功させ、大日本帝国の再生に向かって猪突しています。スガモプリズンを取り戻すことのないことを祈るのみです。

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2013年12月19日 (木)

72年前の亡国犯罪を繰り返すのか

131218akahata 安倍政権のめざす路線が、かなり鮮明になってきました。NSC、秘密保護法、そして「国家安全保障戦略」という戦争準備の法整備。しんぶん赤旗はかなり的確に状況を捉えていますが、一般商業紙は「猪瀬喜劇」を面白おかしく報道し、都知事選挙にシフトしています。そんな場合でしょうか。戦争の足音は間違いなく近づいてきています。

 日本国は、安倍晋三の手によっって、見事に軍国日本を「取り戻した」ようです。平和の党?公明党の「チェック」など吹き飛ばしてしまい、猪瀬劇の煙幕の中、政変騒動北朝鮮からのミサイルが飛んでくるのを、今か今かと待っているようです。日本海での挑発事件など出てきそうですね。
 日本国の「軍事力」は、北朝鮮軍の攻撃であれば、数ヶ月で決着つけられるだけの水準には達しているはず。同盟国米国の海兵隊が手を出せば、中国軍が正式に参戦する。今回の朝鮮戦争の戦場は、間違いなく朝鮮半島と日本列島全域になるでしょう。安倍日本国は、ナチスに倣って「憲法停止」を実行してしまった。走り出してしまった軍国日本はとどまることなく戦争の坂道をひた走るのでしょう。
 反戦平和の国民運動は、起きそうに思えません。安倍政権が50%の支持を得ているとマスメディアは報じています。これまでの戦争でも日本国の人びとの多数の熱望で始まったことになっています。310万人の死は、すでに忘れ去られたのでしょうか。ヘイトデモなどに若者が参加しているようですが、アジアでの孤立化は日本軍の大きな足かせとなり、全アジアを敵に回すことになりそうです。
 2020年の大イベント、軍靴の音とともにふたたび中止となるのか。

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2013年11月16日 (土)

We the people

131116tokyo We the People of the United States, in Order to form a more perfect Union, establish Justice, insure domestic Tranquility, provide for the common defence, promote the general Welfare, and secure the Blessings of Liberty to ourselves and our Posterity, do ordain and establish this Constitution for the United States of America.

 アメリカ合衆国憲法の前文?緒言?目的?の全文です。投稿者の大橋さんが国籍取得のために受けられた「試験」のことを語られています。

 peopleに相当する日本語は何なのでしょうか。いつも悩んでいます。人民?国民?「民」をつける日本語が便利に使われます。住民、平民、庶民、愚民----。いずれにしても眠っている、盲いている「民」、官位のない民衆の概念ですね。「人民の、人民による、人民のための」という言い回しは普遍していますが、「私たち人民」は少し言いよどんでしまいまし、「民」には支配されている人びとのような語感がありそうです。「私たち国民」になると,国家の附属物のように感じられていやですね。「私たち人びと」が一番いいのでしょうが、変な日本語ですよね。

 敗戦までの天皇勅では「爾臣民」と、呼びかけましたが、これは「臣」と「民」の二つのカテゴリ―への発信です。「終戦の詔」では、「朕カ陸海將兵ノ勇戰 朕カ百僚有司ノ勵精 朕カ一億衆庶ノ奉公」と3区分。将兵・百僚(中央官僚)・有司(司法官)が「臣」、一億衆庶(私たち住民、地方人)が「民」なのです。

 peopleに相当する適切な日本語を探したい。中華人民共和国では「人民」でしょうね。大韓民国では「사람들(人びと)」、朝鮮民主主義人民共和国では「人民」ですね。

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2013年11月 9日 (土)

秘密保護法案の条文には 36の「その他」

131108tokyo 昨日の東京新聞が指摘していましたが、秘密保護法案の条文 には 36の「その他」があるのです。こんな法律案が平然と国会に政府提案で上程されるのです。第12条でテロリズムを括弧書きで定義しています。(政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的でヒトを殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊する活動をいう)

 「政治上その他の主義主張」という規定では、政治上ではないすべての主義主張に拡大されますし、「重要な施設その他の物」だと、いかようにも範囲を広げられます。この法案が、極めて恣意的に適用されると考えるべきでしょう。行政執行者が、ますますフリーハンドを拡大することになります。

 東京新聞に全面記載された条文を画像にしましたが、同紙のサイトから条文をPDFでアップしてあります。ご一見ください。

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2013年10月16日 (水)

アレックス・カー氏の日本国再生案

110928iida_2  先週の檜山智子さんのブログ記事を拝見して、あれっと思いました。彼は確か「古民家再生」の強力な実行者として著名でしたが、国家再生にもユニークな提案をなさっていることを知り驚きました。画像の案内リーフは、私が関与しているデザイナー団体が、2011年に「古民家再生」をテーマとして講演会を持ったときのものです。かなり熱い講演でした。

 檜山さんが注目されたのは、彼の日本国の歴史認識に対する国際的な評価についての論評でした。10月10日の朝日新聞のインタビュー記事「私は、その機会はもう逸した、通り越してしまったと思っています。若者は教育を受けていない。政治は経済問題にばかり力を入れている。現実、日本の中ではその論争はすでに終わっていると思います」という発言です。

 いまさら、国家として「ドイツ並みの」歴史観、戦争責任を問いなおしてみても、もう手遅れです、ということのようです。靖国神社、天皇制についても、かなり冷ややかな観察をされています。戦後68年、そして安倍政権誕生、『その機会はもう逸した、通り越してしまった』と突き放されると、戦後民主主義の瓦解が音を立てて進んでいる今日、強く納得させられるとともに深い悲しみと恥辱を覚えます。

 日本という国は、「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」と宣言したはずだったのだが-------古民家再生のようにはいかないということか。

朝日新聞記事

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2013年9月21日 (土)

天皇の統べる神の国

130921tokyo 吉田さんという方の投書、まったくおっしゃるとおりです。自民党憲法改正草案 「第一章 天皇 第四条 元号は、法律の定めるところにより、皇位の継承があったときに制定する。」時代錯誤か狂気の沙汰としか思えない。かなり前(17年前)ですが、私のサイトの記事を転載してみます。

 1989年1月に天皇が死んで、「昭和64年」は「平成元年」に化けました。「平成天皇」が「崩御」したら、またまた「○○元年」を繰り返すのでしょうか。いやいや、なんせ長寿社会ですから2000年も、無事に平成12年ということになりましょう。「大正10年」生まれの老人はその時何歳か、なんて悩まず、14-10+63+12=79などという単純算数は日本人たるもの瞬時にできなければいけないようです。わが賢い官僚たちは、昭和天皇の死の10年前に、「元号法」なる世にも短い法律を成立させています。①元号は政令で定める。②元号は皇位の継承があった場合に限り改める。これで全文です。この仕掛けで、元号表示の「伝統」が法制化され、世の中なんとはなしに、平成8年と表記するように強いられているわけです。時間をネーミングするという楽しみを内閣に与えた日本の国会は、なかなかの粋人の集まりです。
 ところで、古来どこの国も記年法には苦労したようです。ユリウス・カエサルの「ガリア戦記」をみると、『メッサーラとビソーが執政官の時…』などと表現されていますが、この手法は共和政から帝政に変わっても継続されたようです。日本も含めた中国文化圏では、皇帝や天皇が「元号を定め」てきたのはご承知の通りです。いわゆる西暦、イエス・キリストの誕生年を紀元とする名案は6世紀のローマ修道士ディオニュシウス・エウシグウスの発明とかで、西欧世界で普遍性を持ったのは、8世紀から10世紀にかけてのようです。どうも、マホメットによるイスラム教の広がりとイスラム紀元の出現が背景のようにも思えます。スパンの大きなキリスト紀元は、実用的で年代記の表記もスマートなものにできます。世界共通記年法の地位を得たのは、西欧列強の力の結果かも知れませんが、表記の便利さは大きな要因でしょう。いまだにキリスト紀元に逆らっているのは、イスラム国の一部と台湾(孫文革命紀元)、日本くらいのようです。
 キリスト紀元の最大の泣きどころは、キリスト以前の記年をBC記号でマイナス表記しなければならないところです。旧約聖書による「天地創造紀元」なるものはキリスト誕生の5508年3ケ月25日前のこととされていますから、有史以来の事象はすべて単純記年でき、古代史家もたいへん便利になることでしょう。かの「ローマ帝国衰亡史」のギボンも、天地創造紀元が生き残ってくれたら歴史家は楽できたのに恨めしく思うとぼやいています。天地創造紀元では、今年は7504年となります。2496年後には、10,000年になりますが、それまで人類史が継続していると、ちょっと面倒なことになりそうです。このところ騒がれている「ミレニアム・バグ」2000年問題どころではない、5桁年表示問題などということがでてくるか。でも、2500年も先には今の電脳は存在しないでしょうから、今から悩むことはなさそうですね。
 とはいえ、日本国が「元号」にこだわって、不便極まりない「平成」を死守するのは何故でしょうか。私もキリスト者ではありませんが、普通の暮らしをしていく上では西暦は便利なのに、役所に出す書類は元号表記しなければ受理してくれないという不愉快なバリアーにぶつかります。「平成」になったのだから、「昭和」のことは忘れました。解決済みです。そんな大昔のことを蒸し返されては困ります。ということなのでしょうか。このところ、そうは旨くいかないようで、「偉い」人たちも冷や汗のかきどうしです。早く厄介な「平成」を逃げ出したいのではないでしょうか。

今年は天地創造紀元7521年、平成25年、西暦2013年です。私のデスク前には年号換算表が貼ってあります。

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2013年9月 7日 (土)

オラドゥールの虐殺

130905tokyo2_2 Oradour-sur-Glaneはフランス・リムーザン地方の人口2,000人ほどの小さな村です。大戦末期、ノルマンディー上陸の4日後、1944年6月10日、北部前線に向かう独軍160人の親衛隊の手で、周到に計画された村民に対する「大虐殺」が行われたのです。フランス全土で高まりつつあったレジスタンスを震え上がらせ、住民を無抵抗にさせる見せしめとして行われたと言われています。
 独仏と言う隣国同士で、有史以来どれほどの戦争を経験してきたことでしょうか。リモージュ市に近接したこの村が、虐殺の対象として選ばれたことには、さまざまな要因があり、司法の場でも裁かれていますが、加害者の元首が被害者に謝罪し、被害国の元首がその謝罪をたたえる、こんな光景が見られます。この報道の動画(46秒)があります。

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2013年9月 2日 (月)

妹尾河童氏の「少年H」

130901h_map 一昨日土曜日の午後、小田原トーホーシネマさんで映画「少年H」を拝見しました。映画鑑賞など、年に1、2回くらいでしょうか。音響の大きさに毎回参ってしまい、今度こそ耳栓を持って入館しようと思いながら、今回も忘れてしまいました。売店にも売っていませんでした。後の方の席を指定したのですが、客席は一様なサウンド環境でした。

 前置きが長くなりましたが、原作者の妹尾さんには、かの「城下町ホール」阻止運動の際に,たいへん世話になりました。素敵な「メッセージ」を何度もお寄せいただきました。氏との連絡相談すべて「FAX」でした。お送りした「FAX」には、素早くご返信いただきました。とても几帳面で、すべて美しいお手紙です。「河童が覗いたヨーロッパ」「河童が覗いたニッポン」という著書は、イラストも文章もすべて手書きです。活字より読み易く優しい本に仕上がっています。

 画像は「少年H」、つまり15歳の妹尾さんが住まれていた間との姿を、描かれたものです。「H」の家と「オトコ姉ちゃんが首を吊ったガソリンスタンド」は、こんなに近かったんだなどと、臨場感が蘇ります。

 この映画、妹尾さんらしい自然主義的反戦映画です。降旗監督の世代感で描き出された15歳少年の「戦争体験記」はとても貴重なもの、多くの方に観ていただきたい貴重なものと思います。トーホーシネマさんでは、一日に2回の上映です。お早めのお出かけをお勧めします。

妹尾さんの著作

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